ジャンプフェスタ2003ワンピースイベント

　その日は、天気予報では前夜に雪が降るかも、という感じだったのですが、
朝には小雨がぱらつくぐらいでした。（雪が降らなくて良かった。汗。でも、やはり寒かったです。）
　「海浜幕張駅はイベントのため、混雑しています。」という放送が電車車内に流れるぐらい、人出が多かったです。

　ジャンプフェスタ自体は21日・22日の二日間の開催で、ワンピースのステージは両日とも取りを飾るスケジュールでした。
（前日は平田さんではなく、ゾロ役の中井さんのご出演。）

　他のアニメのイベントも含めた全体の司会進行は、女性の方（すみません、名前は失念。汗）と矢尾一樹さんです。（矢尾さんはワンピースではボン･クレーの声担当の方ですね。平田さんの舞台公演の折、観劇にいらしていたと伺ったことがあり、ルフィ海賊団だけでなく、敵キャラ役の方もやはり仲が良くていらっしゃるんだなーと思っていました。）

　さて、時間になり場内の照明が落とされ、司会のお二人が舞台上に現われました。いよいよワンピステージの始まりです。
　司会の方々の簡単なご挨拶の後、まずはルフィ役田中真弓さんのご登場。
スポットライトの中、舞台上の、更に階段の上にポーズを決めて登場された田中さんは、Ｇジャン姿。お！間に合ったんだー、と、事前に渡辺美佐さんサイトでオソロのＧジャンを作られていることを知っていた私は思いました。（なんでも、ルフィ海賊団特製で、背中におだっち先生のイラスト入りとか。ジャンフェスに間に合うようにとの事だったのに、出来上がりに時間がかかっているとのことでした。間に合って良かったです。）
それなら、平田さんのＧジャン姿も見られるはず！と期待に胸ふくらみました。Ｇジャン姿って初めてなので。
　しかし、なんとなくいつもと違うなと思っていたら、次に登場されたチョッパー役の大谷育江さんを見て納得。髪型がいつもと違っています。お二人とも、髪の毛が逆立っています。少しずつ取った髪の毛をゴムで結び、それが10個ぐらい作られています。それでも、遠めに見る感じではお二人の髪型は結構、オシャレな感じ（？）にしたのかなって思いました。このステージのために特別に。
　お二人は登場の時にそれぞれ、他のキャラの物真似で登場されました。と、いう事はきっと、平田さんもどなたかの物真似で登場されるに違いない、そのキャラ名をまず、メモらなければっ！と思って、ペンを持つ手を構え直して（笑）平田さんの登場を心待ちにしました。

　しかし紹介されても、なかなか登場されません。どこから登場されるの！？と思っていると、舞台向かって左手から後向きの人影が・・・。次の瞬間、「！」。か、髪型が・・・。汗
確かにお二人と同じような感じでお揃いの逆立て頭なのですが・・・髪の毛がまず、お二人より短いので（と言っても、平田さん的にはこんなに伸びたんだなーという印象でした。今年は初夏の明石少尉役の時が一番短かったですものね。）、つんつんな感じで、しかも、それがお二人より多く、15個ぐらい結んでいる感じでした。そして、トドメは前髪。うーん、なんかのアニメで観た事があるような、あるいは、お笑い芸人さんがされていたような・・・前髪を一つにまとめて▼の形にして、それを少しカーブさせた形。
明らかに笑いを取るための髪型であって、正直、カッコ良くはありません。苦笑。
物真似、確かにされていました。でも、その髪型に衝撃を受け、誰のどの場面の物真似だったのか、心に残りませんでした。汗。（皆さんのレポートによれば、ワポルの物真似だったようです。苦笑）

　客席から大きな反響と、壇上の皆さんからのツッコミを受け、いきなり土下座する平田さん・・・。（前回の最遊記サマイリュの時には、台詞をかんだ石田さんが土下座していましたが、そういうパフォーマンスが流行っているのでしょうか。笑）
　気を取り直して（笑）平田さんのこの日のファッションを。
Ｇパン（ストーンウォッシュ？）にルフィ海賊団オリジナルお揃いＧジャン。中にはルフィ海賊団のどくろマークが大きく入った黒Ｔシャツ、靴は薄茶色（なめし皮系？）のオシャレな紐靴でした。ファッションはばっちりキマっています。Ｇジャン姿もカッコイイ。・・・でも、髪型だけが・・・。苦笑
　壇上の皆さんからも、かなり突っ込まれていました。説明によれば、楽屋で髪の毛を作ってもらっていた時に前髪でスタイリストの方が悩まれ、そこにおだっち先生がこの形をアドバイスされたとのこと。
（終わってから、うちのゲストさんが言っていたのですが、そうか、このスタイルはおだっち先生の漫画の世界なんだ、と、後から納得。なので、漫画が好きな人には違和感がないのかも？）・・・しかしどう見ても三枚目。今日はこの演出でのご出演なのだなと、私も覚悟を決めました。（そこまでかい。笑）

　　話は少し前後しますが、田中さん・大谷さん･平田さんの三人が壇上に揃って、本来ならそのメンバーで進んでいくはずだったのですが（他のアニメの回はみんな、声優さんが３人です）、特別にもうひとり、声優さんを呼んである、と田中さんがおっしゃって、平田さんも「ワンピースの？誰？大物？」とボケ（合いの手？笑）を入れていました。（「ゴールド・ロジャーの大塚周夫さん？」と聞いたのは、平田さんだったか、大谷さんだったか・・・。汗。私の記憶の中では、ありえないのを承知の上で「分かった！ゴールド・ロジャーの大塚周夫さん？！」と嬉しそうに平田さんがおっしゃっていたの図、が出来上がっているのですが、定かではありません。汗）
　そして、高まる期待の中、やはりお揃いのＧジャン姿で登場されたのは、ボン･クレー役の矢尾一樹さん！早着替えがたいへんだったとのこと。笑。ボン・クレーの物真似もあり、更に賑やかなステージに。矢尾さんご自身もやっと仲間と落ち合えたという感じで楽しそうでした。
　Ｇジャン姿が揃ったところで、ルフィ海賊団はお揃いのものを作るのが好きという話に。（春の東映アニメまつりの時には長Ｔシャツでした。）矢尾さんが、こんなに仲の良いチームは滅多にない、本当に仲が良い、とおっしゃっていたのですが、お揃いの服はその現われでもあるのでしょう。
それから、自分たちのキャラクターグッズも好きという話で、特に田中さんがルフィのものを買い占めているという話に。「ゾロやサンジばかり売れているのを見ると、ついルフィも売れて欲しくなって」というような田中さんのコメントだったので、お客さんに買ってもらわなくちゃ！とツッコミが入っていました。
　そんなこんなの話で盛り上がっているのに、平田さんの髪型がまだ場になじまず（？）、確か矢尾さんに「カラス」とか言われ、あるいは田中さんに「こんな頭したやつ、信じられない」とか言われ、「まだこっちの話かいっ！」と応戦されていました。

　そして、ルフィから名場面が写され、机の上に用意されているモニターを見ながらのトークでは、「ここカッコ良かったよね。」（クロコダイルとの闘い）、「こんな時代があったんだね。」とコメント。すかさず田中さんに「それ、褒め言葉？」と聞かれ、「褒め言葉、褒め言葉。」と答えていました。
　サンジの順番になっても、みんなが「ゾロ、カッコイイよね。」「中井君、いいよね。」と、ゾロのことばかり言うので、「中井君かよ。」「それ、昨日だし。」「みんなは昨日もあったから良いけど、僕、今日初めてだから、すごい緊張しているから、優しくして。」とちょっとしおらしく言ってみるものの、全く手加減されず。笑。
　サンジの名場面が流れいるところで、のどが乾いたのか、用意されたミネラルウォーターを飲まれていました。あるいは隣の席の大谷さんと談笑されてみたり。
平田さんのサンジがメインなのに、「子サンジ、可愛かったねー。」と言われ（子サンジは大谷さん）、「おいおいおい。もしもーーし。」と一応反撃？ここで本来ならサンジの役について平田さんが語るシチュエーションなのに他の３人でサンジ以外のキャラの話しで盛り上がっていたので、「あのぉ、僕、全然しゃべってないんだけど。」と控え目な（？）発言。笑
　そしてやっと、サンジがコック見習の少年を助ける回の話に。「あれは大体サンジの話じゃなくて、もうひとりの話ですよね、山田くんだっけ？」と、ボケ発言。笑。（それにしても、「山田」という苗字がお好きですよね。最遊記の2001年のサマイリュのビデオでも、自分のことを「山田です」と言っていました。）
「あれを見て、やってみたんですよ、うちで。・・・まっずかったー！下手だった。もう一回やってみます。」と。オンエアをお芝居の稽古場で御覧になり、「この通りに作ったら、本当に美味しいのかな～？」とおっしゃっていた話は本部にアン・ポンチンさんよりご報告頂いていましたが、そのあと本当に試されたのですねー。しかし、カレーライスも得意料理のはずなのに、何に失敗されたのでしょう。（私は背脂じゃないかと思う！ ←自分はそれで失敗したから。笑。）

　話はなぜか、イガラムとその奥さんがうりふたつという話になり、大谷さんだったか、「（奥さんはイガラムに）口紅ぬっただけ」と言ったのを受けて「それだけかいっ！」、そしてその場面を見ながら、「目つぶって聞いてると、わかんないよね。」とちょっと可愛いっぽく（？）発言をされていました。

　ビビとルフィ海賊団の別れのシーンが映り、左腕の×を出す場面では平田さんも袖をちょっとめくっていました。そして、カルーが映ったので、話はカルーのキャスト・粗忽屋さまの話題に。田中さんたちに惣菜屋とかオリジン弁当とか粗相屋とかいろいろ言われていました。笑。そして、改めて平田さんよりのご説明。この場ではっきり「粗忽屋っていうのは僕です」とおっしゃっていました。そして、動物担当なので、動物を担当した人はすべて粗忽屋○○店という名前にしてチェーン店化を計画、カルー隊を全員粗忽屋○○店とキャスト表記したかったというお話など。笑。

　このへんでおだっち先生登場。まつげ（駱駝のキャラクター）の被り物（？）をかぶっていらっしゃったので平田さんは「カバじゃな～い？」と。（←このお言葉お好きですよねー。笑）
　平田さんたちの髪型のことを、おだっち先生は「控え室で爆発事故があったんですよ。」「僕は作者控え室にいたから大丈夫だったんですが。」とおっしゃっていました（おだっち先生だけいつもの髪型）。笑。でも、まつげの被り物の毛の部分が一つだけさり気なくちょんまげになっていました。笑
　おだっち先生と平田さんが計画したという、田中さんへのびっくり企画、田中さんのお芝居（劇団おっ、ぺれったの『猫の手も貸したい』）を観劇し、プレゼントを渡したお話。邪魔なものをあげて迷惑をかけようという計画だったのに、プレゼントしたＸマスツリーがすごく綺麗で喜ばせてしまったとか。「喜ばせたのは失敗だったよねー。」と話し合うおだっち先生と平田さん。笑。

　03/02/05にリリース予定のCDの告知で『Family』が掛かるとさり気なく首を振ってノリノリでした。

　質問コーナーで“サンジの片目を隠している髪の毛ががどんな状況でもめくれないのはなぜ？”という質問があり、おだっち先生が平田さんにも振りつつユニークなお答えをされていました。
話を振られた平田さんはファンレターで良くサンジの絵を頂くけれども、中に両目を描いてきてくれたのがあって、いつも隠れている方の眼は実は星がキラキラしている大きな眼（“ベルバラ＝ベルサイユのバラみたい”と表現されていました。笑）っていう絵で、一生懸命描いてくれたんだけど怖かった、という話をされていました。
そしておだっち先生が「実は右目だと思われている方が左目かも。正面じゃなくて横向いている顔。」という爆弾発言！？笑。
「ええっ！？あれは、左目だったのか！」と立ちあがって激しく反応されている平田さんが面白かったです。
　そして、バンダイから春に発売予定のPSソフト、『ワンピース　オーシャンズドリームス！』の告知。映像が出た後、「サンジは横顔だった」と言われ、「ホント！？」と素直な反応を。笑
　ここでおだっち先生のお誕生日が1/1だという話になり、「お父さんとお母さんは楽だよね。お年玉と一緒にあげれば良いから。分けて欲しいよね。」と。夏休み中に誕生日なのも寂しいけど、元旦も・・・と思われたのかな？

　そろそろお開きの時間が迫り、「残念ですね。これから平田君のダンスがあったのに。」と言われ、「おいおいおい！」。笑。
　ラストのラストで、おだっち先生が「来年、仲間がひとり減る」という爆弾宣言をして、場内にどよめきが。はっきり言葉で言わないのにみんなの空気が「サンジ、かわいそうに。」という方向に流れて、焦る平田さん。でも、たぶん、キツイジョークだったのでしょう。「あんな頭（髪型）のやつは信じられない。」とか言われて（笑）、「これはおだっちがやったんだ。」と反論。笑。そして、「おだっち、後で楽屋でゆっくり話し合おうね。」とかずっとおっしゃってました。笑。でも、真に受けてしまいそうな会場に向かって「あの、大丈夫だから。」っておっしゃっていて、優しかったです。

　ラストのメッセージでは、「皆さん、長い間お世話になりました。・・・おいおい！」みたいな感じで引退ネタを引きずりつつ、「まだしゃべらせて。」「映画、期待していて下さい。９０分、１本上映ですから。」と、真面目に告知。でも、「いつかカルー主役で。」というジョークを挟みつつ、「しっかりと力を入れて劇場版、頑張りますので、宜しくお願いします。」とご挨拶。
　袖に消えるまで田中さんや大谷さんを先に押し込んだりしていました。とても仲の良い雰囲気や、チームワークを感じるイベントでした。
（平田さんが毎度のことながらかなりのいじられ役なのも良く伝わってきました。笑。それはきっと、どんなふうに振っても必ず楽しい反応が返ってくるからなのでしょう。）

　ジャンプフェスタが終了した後、楽屋で撮影した動画が公式サイトで少しの期間、流されていました。
平田さんのコメントはやはり髪形に触れ、「いつもは２のせん（＝二枚目）なのに、今日はこんな髪型で。」みたいなことをおっしゃっていました。でも、田中さんから「私達は“バカみたい”だけど、こいつは“バカ”。」と言われていたのが可笑しかったです。ということはやはり、自ら進んであの髪形に？ノリが良すぎかも！笑
ともかく、かなり印象に強く残る、貴重な髪型でした。
そして、矢尾さん＠ボンクレーさんも加わりとても仲良しなワンピースチームの揃いのオリジナルＧジャン姿が印象的でした。
　イベントのラストと公式サイト動画で全員で後ろを向き、左腕を挙げてＧジャンにプリントされている ×印＝仲間の印を見せて下さったのも素敵な出来事でした。イベントの折には一緒に左腕を挙げている人も多かったです。きっとその時、みんなの気持ちが一つになったことでしょう。

【＊注：このレポートは筆記メモしてきたものを元に作成していますので、言葉は一言一句正しくはありません。また、もしかしたら、事実と異なる部分もあるかもしれませんが、ご容赦下さい。汗）】