 | 本日観劇です〜。
皆様の演技、素晴らしかったです。
だからこそカーテンコールではちょっと沈みました。
《知能の高くなったチャーリーに対しては、他人が自分自身を映す鏡にし嫌悪感を抱きつつも真実の心を告げて、それゆえにチャーリーは友もアルジャーノン以外得られず孤独で》
《馬鹿だから他人の悪意に気が付かないというチャーリーに対しては、利用するためにそれなりの場所を与え、しかし真実を知らせず誤魔化しの友達が存在し。薄々チャーリーはそれを寂しいと感じてやはり孤独で》
『人生の真実』を突きつけられたような気分でした。
《頭が良くなっても幸せになるとは限らない》
《馬鹿でも与えられるものだけに満足しているわけじゃない》
そんな二律背反なストーリーをまとめ上げるのは、
『実験動物であった物言えぬネズミのアルジャーノン』。
心の中でアルジャーノンに花束を捧げようと思った観客の我々こそが、物語の真髄を伝えることの出来る存在なのだと気が付かされ……た気がします。
平田さん、チャーリーの変化を表現した演技力は素晴しかったです。
身長すら伸びたり縮んだりしたように感じました♪ |
